2013年7月31日水曜日

TTConvのDxf2Kicadを使う

「dxfファイルをKiCad用に変換する」の続きです。

TTConvのDxf2Kicadをやってみました。

試行錯誤の末、ベースとなるbrdファイルに追加する方法を見つけました。

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①まず、KiCadで空のbrdファイルを作成します。

②Dxf2cadを開き、「Select Dxf」でdxfファイルを指定します。

③「Select Pcb」から先ほどのbrdファイルを指定します。

④Output Typeを「Pcb」に指定し、
読み込むdxfのレイヤーと書きだすKiCadのレイヤーを指定します。

⑤Scale unitはdxfとbrdのスケール比を指定します。
数が大きいほどbrdスケールが大きくなります。
この辺りは何が良いかよくわかりません。
潰れてしまう時は数を大きくして良さそうな値を見つけます。

⑥「Save as」で書きだすbrdファイルを指定します。

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これで変換できるのですが、指定したレイヤーで読み込まれていなかったので
Pcbnewの 編集 -> レイヤーのスワップ でレイヤー変換をしました。

dxfファイル中に日本語で「TOPパターン」等書かれていると
エラーとなりますので、2バイト文字を英字に置換すると変換出来ます。


dxfファイルでは、輪郭情報で記録されているため
幅のある配線でも2本の線で書かれます。
この配線を塗りつぶすといった方法はないようですので、
何とかしてガーバーデータに変換できないかと試しています。

基板作成時におけるdxfファイルとガーバーデータの扱いについては
P板.comのページなどに参考となる資料が有ります。

ご注文時に必要なデータ一覧 | プリント基板ネット通販P板.com
http://www.p-ban.com/product/orderdata.html
基板製造用データ説明書(DXF)
http://www.p-ban.com/information/data/garber_data_manual_dxf.pdf

様々なCADデータ形式が存在し、データフォーマットも
厳密に定められていない点が多々存在するようで、
こうしたデータのやり取りはもっとうまくやる方法があるのでは無いか・・・
と思ってしまったりもします。

ちなみに、dxfフォーマットもbrdフォーマットもASCII形式なので
テキストエディタで読んだり編集したりすることができます。

File Formats - Kicad EDA - KiCad EDA
http://www.kicad-pcb.org/display/KICAD/File+Formats

上手くいかないときはどこがダメなのかを調べて
簡単に修正ができるのは良いことだと思います。



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